いたわりとやさしさのあるボランティアの育成
ボランティアグループや福祉関係者と連携し、青少年や勤労者などを含めた幅広い人材に福祉情報やボランティア活動に参加する機会を提供し、いたわりとやさしさの心を育み、地域で活躍する各種ボランティアの育成を図ります。
(1)ボランティアセンター事業
社協は、ボランティアに関する総合相談窓口として、市民のボランティア活動を支援しています。また、ボランティアグループとの共催により各種講座を開催しています。
*ボランティアとは・・・
いつでも・どこでも・だれでもできる活動です。「自らすすんでする」「自発的に申し出る」という意味があり、義務や強制として行うこととは違います。また、「かわいそうだから何かしてあげる」という気持ちからする行動ともちがいます。一人ひとりができることをできるときに「ちょっとやってみよう!」という気持ちや行動がボランティア活動の始まりです。
ボランティア活動の基本
・相手の気持ちを尊重し活動します
相手の気持ちを共感し(気づき)、理解し、尊重することが基本です。ボランティア活動が自己満足にならないよう、常に相手に対して気配りが必要です。
・無理なく楽しく活動しましょう
どうしても無理をしてしまいますが、細く長くできることから楽しく少しづつ活動することが長続きの秘訣です。無理なときは断ることも大切です。
・約束と秘密はきちんと守りましょう
「約束を守ること」「秘密を守ること」はボランティア活動を行う上で最低限の責任です。訪問時間や援助内容、プライバシー等小さなことでも約束は守り信頼関係を築きましょう。
・活動の中で心配なことは相談してください
活動していく上で課題にぶつかったら、一人で悩まずボランティアセンターにご相談ください。一緒に解決にむけ取り組みます。
・自分を成長させましょう
知識的にも技術的にも人間的にも成長することで、自己満足の活動を防ぎ、より高い社会的な役割を果たすことが可能になります。
・いつも笑顔をわすれずに!
元気なあいさつと、笑顔で接することで、自然と楽しくなり、心も少しずつかよってきます。
(2)福祉教育推進事業
市内の全小・中・高等学校を社会福祉普及校として、子どもの豊かな成長を促す福祉教育を推進しています。活動のための助成金の交付や福祉学習メニュー表による体験学習を通して福祉教育の充実を図ってもらうよう支援しています。
また、高齢者や障がい者を理解するための、きっかけづくりの福祉入門を実施しています。
(3)福祉人材の育成
専門学校や大学、民間養成機関が行う社会福祉現場実習や介護現場実習に協力し、専門職の育成を支援しています。
(4)企業等との連携強化化
市内の各企業・事業所からは、社協会費や共同募金のご寄付はもちろん、社員の皆さんから積極的にボランティア活動(イベントの手伝い、使用済み切手・リングプル等収集活動、バザー他)にご協力いただく企業もあります。今後協働で取り組めるプログラムを開発し、連携強化につなげたいと考えています。
・退職前安心セミナー
企業等の社会貢献活動連携事業として、平成8年度から実施しています。退職前の社員を対象に退職後の生活設計に役立つ情報提供(年金・雇用保険・シルバー人材センターなど)やボランティア活動のすすめを目的としています。